2007年8月31日金曜日

野菜の日


ありがとうございます。

本日で、私、27才になりました。

無事、農業バイトも終え、明日から、再スタートです。

去年の今日、富士山頂で向かえ、今年は、北海道の美瑛。

ライダーハウスで、ワイワイガヤガヤです。

パーティーは続く。

みんな、ありがとう。

2007年8月29日水曜日

ツキを食う


今、お世話になっている農家のおっちゃんは、ライダーハウスをやっている。
ここのところ、そこで生活している。
老若男女問わず、いろいろな人達が来る。


昨夜の事。
おっちゃんが、「ジンギスカンやるべ。」と。
空を見れば、月が食われている。
僕達は、ジンギスカンを食う。

星の数も、ハンパなく、天の川も、流れ星も。


明日も、4時から仕事。
大雪山の向こう。
太陽を迎えにゆく。


おやすみなさい。

2007年8月26日日曜日

Fの壁


ギターのコードで、ぶちあたる。
Fの壁。
これが鳴るようになると、楽しくてしょうがなくなる。

農業の何もわかっちゃいないが、めっちゃ疲れるけど、楽しい。

最初の壁を越えたのかい?

アリアハンから、ロマリアに渡れたのかい?

恋人と初めて手を、繋いだのかい?

北海道の農業は、静岡とは、規模が違う。様々なアメリカ的な、農機具を使う。
それらの扱いにも慣れ、でっかいトラックで、パッチワークの丘を、縫う様に、駆け抜けてます。


知らない事を、いっぱい見つけます。
いや、いっぱい教えてもらいます。


明日も、良い汗、かいちゃいます。

今日のメニュー。

5時スタート。

トウモロコシ4百本収穫。

8時より。丘の草刈り。
刈った草を牛にプレゼント。

午後1時。ジャガイモ収穫。
4トントラック満杯。

筋力。up。
知識。up。
絆。up。
水分。down。
肌の黒さ。up。
楽しさ。up。


明日は4時スタート。

寝る。

おやすみなさい。

2007年8月25日土曜日

今日のメニュー


朝、4時半。スタート。

トウモロコシ1000本収穫。


午前8時〜午後4時。

公園、丘の草刈り。


ラスト。

刈った草を牛にプレゼント。

先程、銭湯で体重計にのる。

体重4キロ減る。

部活の遠征並に減る。

ちなみに遠征では、1日で5キロ減る。


しばし、休みます。

おやすみなさい。

2007年8月23日木曜日

監獄ロック


網走刑務所に行く。

明日から、富良野で農業のバイト。
朝、3時起き。
なので、寝ます。
おやすみなさい。

2007年8月22日水曜日

センチメンタル

大好きな親戚が、帰る時の様な。楽しい修学旅行の、最終日前日の夜の様な。最高潮のライブで、最後から2番目の曲を歌っている様な。言い替えれば、いくらでもあるのだけど。凄い楽しみにしていた、知床の旅が終わる。


夏が、終わる様な。

まだまだ、旅は続くのだけど、出逢いがありゃ、別れもあるわけで。楽しけりゃ、どこか寂しいわけで。


今夜も、星が大豊作。


千の星も、一つの夜空。

一つの花も、十二の花びら。

見方1つで、考え方1つで、人生は、いくらでも、楽しくなるわけで。


本日は、知床五湖、カムイワッカの滝、オシンコシンの滝に行く。どれも、言葉はいらない。

「めっちゃ、素敵。」

エゾシカにはたくさん逢いましたが、ヒグマにはお陰様で逢わず。

改めて、1日1日を楽しもうと思う。全身の細胞、フル稼動で。

ネオンの無い街で。夜に逢う。思い出と、明日が、混ざらない様に。僕が、生きているのは、今だけなんだ。

明日は、大移動。ゆっくり休もう。


おやすみなさい。

やっぱり、日本最東端は、納沙布岬でした。それでは。

2007年8月21日火曜日

地の果て

世界遺産、知床で、朝から走る。吹き出す汗が、その後の興奮を物語っている。


手付かずの自然。太古の昔より、残っている自然。人の侵入、開発を不可能にさせる自然。

知床半島には、車では、ほんの入り口までしか行けない。歩こうにも、ヒグマがいる。まるごと楽しみたきゃ、金を払うしかない。払いました、大金。クルーザーです。しかも、一番いいコース。日本最東端、知床岬までのコース。

(昨日のブログで、納沙布岬が、日本最東端と書きましたが、知床岬でした。申し訳ない。)

大きな客船では行けない、入り江や、陸の近くまで行くんです。
ロシア製の双眼鏡を装備し、準備万端。予約が早かった為、ラッキーな事に、クルーザーの甲板をゲット。
そして、クルーザーは動きだす。また、オホーツク海が綺麗。そして、3時間以上、満喫。大満足。大感動。大興奮。


カラフトマスを捕りに来た、ヒグマの親子に逢う。人を侵入させまいとする、断崖絶壁に逢う。知床半島の汗か、涙か、小便か。様々な滝に逢う。「緑色って、こんなに種類があるんだ」って、思わす緑に逢う。雄大で、表情豊かな稜線を描く、知床連山に逢う。日本最東端、知床岬に逢う。何処までも青の、オホーツク海に逢う。見た事も無いモノにいっぱい逢う。


正直な所、良くわかんない。俺は、ホント、ちっぽけだと思う。写真なんてほとんど撮らない。ずっと、見ている。

「地の果てを」


秋になれば、川に鮭がのぼりだし、ヒグマがもっと現れるんだ。冬になれば、この海は流氷でうめつくされるんだ。

全部、見たいなぁ。


何はともあれ、素晴らしい1日でした。隣にいた名古屋から来た、じいちゃん。双眼鏡持ってないし、眼鏡してるし。ヒグマに逢った時、あまり見えてないと思うんだけど、大興奮。双眼鏡貸したら、返って来ない程、大興奮。わかるよ。じいちゃん。良いモノ見たね。長生きして、良かったね。俺は、双眼鏡で、もっと見たかったんだよ。でも、あんなに喜ばれると、俺も嬉しい。


この興奮そのままに、明日は、歩こう。知床半島を。行ける所まで、行くんだ。


ヒグマに逢いませんよーに。

2007年8月20日月曜日

リンダリンダ

ドブネズミみたいに 美しくなりたい

写真には写らない 美しさがあるから


使い捨てカメラから、デジタルカメラに。一眼レフのデジタルカメラもある。携帯電話のカメラも、デジカメと変わらない。パソコンを使えば、より美しく魅せる事も出来る。

でも、やっぱり、写真には写らない、美しさがある。
自分のデジカメが、星野仙一が阪神の監督の時、買ったモノだからか?阪神が優勝し、優勝セールに便乗して、値切って買ったモノだからか?ただ、上手く写す、腕が無いからか?

目玉に焼き付くだけでなく、脳ミソ揺らして、心を掴んでるんだろう。
「リアル」って奴は。

摩周湖に逢う。何なんだろう?あれは。空に浮いてる雲が、湖にも浮いてる。上に雲が無い所は、青。ブルー。

毎年、見に来る、おっちゃんの話では、
「霧の日は、湖面すら見えない。晴れた日も、雲があると青は見えない。6年間、夏に北海道に来ていて、その度、摩周湖に何回も来ている。たった一度だけ、雲の無い、ブルーを見た事がある。」だって。

雲があっても、感動したのに、一面ブルーだったら、凄いんだろうなぁ。


湿原というのにも、初めて逢う。目にした時、「なんだあれは?」ってなる。

風蓮湖では、白鳥ではなく、丹頂鶴を見る。鶴が立っている程、浅いのに、あんなに広い事に、感動する。


本日、朝。北方領土を抜かせば、日本最東端の納沙布岬にて、日本一早い日の出を見る。日の出後、歯舞諸島の貝殻島が見える。納沙布岬から、3.7キロ。近くて遠い。


羅臼からは、国後島を見る。そして、そのままの勢いで、知床峠に。エゾシカだらけ。可愛い。手付かずの緑。


思い出として、写真を撮るのか?誰かに見せたくて、写真を撮るのか?忘れないためか?ただの記録か?自分の存在証明のためか?

まぁ、どんな理由にしろ、僕の腕と、僕のデジカメでは、リアルには完敗です。

君が、早く、一眼レフデジカメを使いこなしてくれれば、より、リアルな画像がアップ出来る事と思います。


知床ユージより。


朝のリレー


日本最東端、納沙布岬で、日本一早い日の出と逢う。

みなさん。

「おはようございます。」

そして、

「おやすみなさい。」

2007年8月18日土曜日

霧の摩周湖


霧の摩周湖。霧の日が多く、水面と中々、逢えない湖。戦いの始まり。

今日の始まりに、挑む。霧の摩周湖に。摩周湖の近くの公園に、昨夜は泊まり、朝食後、向かう。
天気予報は、晴れ。が、頭上には、雲の蓋。一緒に車中泊していた方々が、今日は見れないなと言う。しかし、挑む。霧を掻き分け走る。摩周湖第一展望台には、たくさんの人が。駐車場のおっちゃんに、聞く。

「見えてる?」

「見えてないよ。」

「おっちゃんの勘で、今日、見えると思う?」

「わかんねぇ。予報は晴れでも、ここは関係ねぇからなぁ。時間に余裕があるなら、待ってごらん。」

待ちません。だって、霧が凄いですもの。午後に、また来る事にして、朝、おっちゃんに教えてもらった、900草原に向かう。
到着。360度、草原。看板には、
「720度、草原」と。
どういうこっちゃ?それはさておき、羊や、ポニーたちの隣で、君とゴルフ対決!ゴルフといっても、パークゴルフなるもの。36コースもあり、本格的。本日の昼食を賭けて、真剣勝負。

もちろん勝ったのは、私。朝から、いい汗かいて、最高に楽しい。いざ、昼食。お洒落な店、発見。そこに入る。半分、飲食店。半分服、雑貨のお店。ライブスペースもあり、様々な民族楽器、イカしたCDもある。スープカレーと、コーヒーを頂く。両方、なまら美味しい。若いオーナーは、太鼓叩き。民族楽器のジャンベという太鼓が、前から欲しい。なので、オーナーに叩き方、種類、構造を教えてもらう。
いやぁ、勉強になったし、美味しいモノ食べたし、奢りだし。幸せです。ごちそうさま。


午後再び、摩周湖に。しかし、道路に
「霧発生、走行注意」
の表示が。諦める。リベンジは明日。
待ってろよぉ、摩周湖。


そして、クッシーの屈斜路湖に。湖畔から、夕陽を眺めに。湖に露天風呂もあったが、足湯に行く。ただの足湯では無い。湖畔の砂を掘れば、温泉が出てくる、砂湯に。少しだけ夕陽が。綺麗。


最後に、硫黄山に。もうここは、別世界。山から、凄い音で白煙が、吹き出している。想像する地獄の様。いやぁ、凄い。匂いもキツい。よって帰る。


明日も、素晴らしい1日で、あります様に。

2007年8月17日金曜日

蝦夷の森の使者


目覚める。徒歩30秒。足湯で温まる。寒さに負けず、今日も行く。


帯広から士幌経由で、足寄に。この街のスター、松山千春の実家に。さすが、スター。髪の毛ふさふさの千春と、頭ツルツルの千春。二枚の大きな看板が、堂々と飾られている。立派なお家。名所になっているようだ。

次に阿寒湖を目指す。途中、ラワンという所に寄る。ここは、巨大なフキが生えてるらしい。身長より高く、2メートル以上。楽しみだなぁ。フキの林をルンルンで歩こうっと。が、見る限り、1メートル程。しかも、枯れている。看板発見。
「今年は、小雨の為、育ちませんでした。」
残念。いつか、また見に来るよ。


そして、森に突入。工事の看板みたいのに、砂利道注意と。工事中なんだと思い、更に進む。そしたら、砂利道に。細い。工事区間とかじゃ無く、アスファルトが、普通に砂利道に。木がバタバタ倒れてる。おいおい、大丈夫かよ。と、思った瞬間。前方に、ソイツは現れる。いや、ソイツらは現れる。
「森の使者、エゾシカの登場。」
しかも親子。超可愛い。おどかさない様に、止まる。親子は、コチラを向き、道を渡り、森に消えていく。こちらが訪問者。通らせて頂きます。
やっと長い砂利道が終わり、目に映る光景は、神秘的。阿寒湖では無い。
オンネトーと言う、湖。別名、五色沼。青。エメラルドグリーン。透き通る程、綺麗。沈んだ木が、ハッキリと、見える。どうやら、見る場所、角度、天候により、色が変わる。心が洗われる。うーん、最高。


そして、阿寒湖に。湖は、先程のオンネトーに、軍配。
アイヌの方々が暮らす、湖畔の部落に、お邪魔する。30軒程、お土産屋がある。伝統の木彫り細工。独特な刺繍。見れば見るほど、気になる。知りたくなる。アイヌ文化を勉強しようと思う。
独特な雰囲気に、浸る。自然に感謝し、自然の中で暮らす。時代は変わり、流れても、変わらぬ精神と、誇りを持ち続けて欲しいです。


湖畔に建つ、阿寒湖ミュージアムにて、マリモや、阿寒湖に住む魚達を見た後、摩周湖方面に。


安い温泉に行き、京都から来たおっちゃんと、釧路に住むおっちゃんと、露天風呂で盛り上がる。
一期一会を、大切に。これからは、二人だけでは無く、いろんな人と、もっと触れ合おう。

今夜も冷える。毛布にくるまり、そっと朝を待つとします。


夏よ、もう少しだけ、一緒に遊んでおくれ。

2007年8月16日木曜日

愛の国から、幸福へ


太陽は罪な奴。本日欠席。よって寒い。昨日との温度差15度。


雨に起こされ、車のドアを開ける。寒い。昨夜の暑さと、満天の星は何処に?

まずは、洗濯に。洗っている間に、朝食を。ついでにギターも弾く。コインランドリーは音が響いて気持ち良い。前に住んでた、地下室を思い出す。バッチリ乾燥機に働いてもらい、いざ出発。


十勝を行く。まずは、素敵な名前の駅に。
「愛国」という駅と、「幸福」という駅に。両方とも、今は使われてはいない。広尾線という線路で、もう廃止されている。しかし、地元の方、観光客、鉄ちゃんの愛により、駅と車両が残されている。名前が素敵な為、立派な観光地となっている。現役の時は、大活躍だったらしい。


「愛国から、幸福へ。」

貴方は乗られますか?

切符はご自分で、ご用意下さい。


そして、十勝が生んだ、世界に誇る歌姫であり、君が大ファンである、吉田美和さんの故郷に。ドリカムの記念館があり、そこに行く。僕たちより、遠くから来ている人も。音楽の、ドリカムの凄さを改めて感じる。

その上にある、十勝ワイン城にも、寄る。チーズ、ハム、ワイン。試食、試飲がちゃんとあって良い。なかでも、ぶどうジュースが、なまら美味しい。売れば、バカ売れだと思うのに、非売品。あの味が恋しい。


そして夕方、帯広に。バターサンドで有名な、六花亭本店に。サクサクパイが、これまた絶品。ホントに、良い仕事してんなぁ。

毎日、かなり走って、かなり行っているのに、まだまだ行きたい所が、山程ある。明日も、早起きして、出掛けよう。

今日に感謝。


何処にでもあった、白い恋人が、何処にもありません。なんだか寂しいなぁ。

2007年8月15日水曜日

サラブレッド銀座

優しくキラキラ光る目。躍動する筋肉。美しい毛並み。少ない給料から捻出し、一時の夢を見る。夢で終わるか?夢を掴むか?

夢を託されるモノ達に逢いに。

まず始めに、僕は競馬をやった事がない。が、友達に大好きな奴がいて、僕の部屋で競馬新聞片手に、
「ユージ、どの馬がくる?」
と、聞かれるので、名前の格好よさで、選んでいた。
そいつに、北海道行ったら、種付け中のディープインパクトの写真を、撮ってきてくれと頼まれていた。もちろん、何処にいるのかもわからないし、逢えないとは思っていたのだけど。
日高、新冠の辺りは、サラブレッドの宝庫らしいので寄る。そいつが競馬にハマる理由が、わかった気がする。金の前に、あの美しさ、強さ、優しい目に惹かれるのだろう。
有名な馬ぐらいは知っていたし、テレビで競馬は見た事があったので、眺めていると、テンションが上がってくる。
そして、牧場の看板に、オグリキャップの文字が。オグリキャップといえば、UFOキャッキャーで、必死になってゲットした、ぬいぐるみの馬だ。
早速、其処に入る。そしたら、ナリタブライアン記念館が。数々の栄光と、その成績に見合う、立派な墓があった。拝ませて頂く。
そして、オグリキャップを探す。しかし、外には居ない。写真が飾ってあり、ここで余生を過ごしているとの事。いやぁ、見たかったなぁ。でも、広大な緑に馴染む、サラブレッドを見れただけで、凄い気持ち良い。

その後、アイヌ民族資料館に寄り、アイヌの生活に触れる。
そして、海沿いを行き、北海道の真ん中の先端、襟裳岬に。此処はほぼ毎日、強風が吹くようだ。海も、透き通る程、綺麗。そんでもって、アザラシの生息地。
僕は見なかったが、君はアザラシを見る。なまら、羨ましい。

今日で、スタートして、1ヶ月になります。なので、ちょっと豪華な夕食を食べに。自家製ソーセージと、帯広名物、豚丼。もちろん、大好物のビールも。

これからも、楽しく、仲良く、無事に進めますよーに。


戦争が終わった日に、ユージでした。

2007年8月14日火曜日

真夏のドライブ

僕はプッチンプリンが好きだ。というか、安いプリンが好きだ。高めのプリンとか、焼きプリンとか、カスタードプリンは、好きじゃない。が、安いプリンを超えるプリンが。
富良野デリスという店に、君が行きたがっていたので、朝寄った。開店前から、大行列。1つ買って、一口もらった。
「うまぁーい。」
あまぁーい牛乳みたい。実家に宅急便で送っちゃいました。いい仕事してんなぁ。


しばらくお世話になった、富良野を去る。ホント、死ぬまでに、満開のラベンダーを見に来よう。ありがとう、富良野。

向かうは、夕張経由で、日高に。真夏の太陽光線を浴びながら、突っ走る。夕張到着。観光地と言うには、程遠かった。メロン買って、貢献しようとしたが、ほとんどの店がシャッターがおりていた。
いろんな街にお邪魔になって、気付く事がある。大体、道の駅に車を停めて寝るのだが、便所の綺麗さで、街の元気さがわかる様な気がする。後、道の駅には、公園や、温泉や、地元の特産品などを置く店舗がある。そういった施設を、観光客はもとより、地元の人が利用している街は、とても活気がある様に見える。まぁ、ホントのとこはわからないが。

「頑張れ!夕張!!!」


そして、まだまだ突っ走る。この大地は広い。感覚がおかしくなる。みんな、とばすとばす。普通に隣の街まで、150キロ、200キロと、離れている。でも、そんなに大変じゃなく着いてしまう。今日は、真夏のドライブ。毎日の運転と、今日の長時間の運転もあり、左手と右手の色が違う。でも、爽快なドライブでした。


明日は、サラブレッドを見に行こう。種付け中のディープインパクトを探そう。まぁ、逢えないだろうけど。

今夜は、キャンピングカーや、車で寝る人が多い。北海道の人達もたくさん、車で寝てる。車中泊が当たり前なのかなぁ?
僕も、勤め上げたらキャンピングカーで、旅したいなぁ。でも、その頃には、宇宙を旅する様な時代だったりして。


いつまでも、若くいようっと。三重から来ていたおっちゃんの方が、僕より筋トレしてたからなぁ。負けられぬ。

「forever young」


ボブ・ディラン聞いて寝よっと。
お休みなさい。

2007年8月13日月曜日

パッチワークの丘

おかんがハマっているモノ。
パッチワーク。
様々な色、柄の布を組み合わせ、縫う。中々、良いものを作るので、欲しい方は、家のおかんに頼もう。

富良野の少し上の街、美瑛に。「日本の最も美しい村」連合の1つ。全部で9つあるらしい。
野菜畑、花畑、林。カラフルに、ダイナミックに、美しく、縫い合わされている。丘から、眺めていると、素直に笑ってしまう。
「なんて、良い所だぁ。」
セブンスターの木、マイルドセブンの丘、パノラマロード等々、北海道らしい農場の風景に、魅せられっぱなし。
決めた。農業やろう。近くの農家の人がオーナーの、ライダーハウスに行き、働かせてと交渉。ボス不在の為、携帯番号を聞き、電話する。
「もう、着くから、ライダーハウスで待ってろ。」

ボスが来るまで、ライダーハウスを初体験。入り口に「車の方も大歓迎」の文字が。よし、今日はここに泊まろう。そして、足を踏み入れる。虫と臭いが凄い。君が、入るなり出る。泊まるのは中止。ライダー方は、ここで雑魚寝して、飲み明かすのかぁ。たくましいなぁ。
と、やっとボス登場。着くなり、僕達の車を見る。静岡ナンバーに食い付く。世間話後、交渉に。
「かきいれ時で、人手欲しい仕事ないっすか?」
「今、お盆休みだべ」…。
そうだ。そういや、ファミリー多い。
1週間も待てない。今回は断念。が、9月の頭から、新ジャガの収穫が始まるので、人手が欲しいとの事。なので、北海道を回った後、時間の余裕次第でお世話になる事に。
いやぁしかし、ボスであるおっちゃんの顔に、ハエがよくとまる事。

明日からは、また何処かに行く。ホントに素晴らしい街だ。今日もだだっ広い、青い空が、ピンク色と紫色とオレンジ色を呼んで、黒が塗られた後、いたずらっ子が、星をたくさんこぼしました。目玉が銀行なら、この街の景色全てを、預けたいです。定期預金で。利息はいらないから。


今日はベンチでギターを弾こう。それでは。


彼は体重、800kgです。

2007年8月12日日曜日

サンシャインラバー。


車の中。遮光カーテンからでも、しっかり存在を確認。待ってました。北海道上陸以来、初の快晴。太陽がカムバック。

札幌ラーメンを喰らう。コメントで教えてもらった、純連という店に。もちろん行列。もちろん待ちます。もちろん旨いです。汗ダラダラで旨いです。汁飲み干して旨いです。ナイスアドバイスありがとう。


メンバーの太陽に誘われ、富良野に。緑、青、赤、黄、白、紫。目玉に入るカラフルな世界。
いと、あはれ。
ラベンダーは遅咲きのモノしか咲いていなく、少し残念。死ぬまでに満開のラベンダーと必ず逢う。
花畑で目と鼻で、おもっいきり楽しみ、北の国からの世界に浸ったわけで。
今や、純は、南の国からですけど。


この大地、パワーが出てる。緑色からは、ただならぬ生命力が。虫も自分たちの世界だと言わんばかりに、車にぶつかってくる。稜線は雄大さと、優しさをあたたかく伝える。畑は、もはや芸術。何はともあれ、ここの自然は生命力に満ち溢れている。物凄く元気な緑に抱かれ、時が過ぎ、太陽が帰る時、空はピンク色に。オレンジと赤色も。
美しいの一言。


夜空には満点の星。近く大きい。富士山頂には敵わないが、星が黒を負かしそうだ。


この街にしばらく居ようと思う。

隣でイカツイ、バイカーのおっちゃんが女性関係でなやんでいます。病名は、ジェームス・ディーン症候群だそうです。
どうやら、ハートブレイクの模様。
少し慰めてから寝るとします。


僕と君に、繋がる人達にとって、明日が素晴らしい1日になります様に。

2007年8月11日土曜日

ファンキー登別


空からコンコンと叩く雨音で目を覚ます。静かな街で1日が始まる。


昨夜、便所で食器を洗っていると、洗濯をする青年が登場。自転車旅を8ヶ月しているという。大阪を出発し、もう帰る所らしい。自転車といっても、18インチの折り畳み式。近所に行くのでも、大変な時があるあの自転車。気合い入ってるなぁ。
犬を連れて旅をしている年輩の夫婦も多い。今も目の前を散歩している方が。
実家で飼っている犬は、とてもじゃないが車に乗せられない。散歩にいけば、ヨダレが凄くて服を着替えなければならない。でも、愛犬。

そんな人達と触れ合い、旅をしている。


富良野のラベンダーが8月の上旬まで見頃。そこを目指し移動。長万部。豊浦。室蘭。ちょくちょく寄り、入浴剤でお馴染み、登別に。20メートルはある、赤鬼がお出迎え。風が硫黄の匂いを運ぶ。ブクブクと湧き出る湯と、白い煙が立ち込める、地獄谷へ。山の色を変え、時折凄い勢いで湧くこの湯が、怒って湧き出てる様なこの湯が、浴槽に溜まると、気持ちいいんだなぁ。

散策し、入浴し、ご飯を食べる。夜、再度、地獄谷に。ライトアップされ、ロマンチックにはならないが、温泉客が集まる。5百人はいる。


そして、鬼、登場。

自然への感謝。

そして、鬼が、太鼓の音に合わせ踊る。そして、花火を体に抱え、火柱を上げながら、踊る。

ファンキーな夜。

熱がある伝統というのは面白い。気違いに思える行動も、無意味とも思える行動も、素晴らしい意味があり、心を揺さぶってくれる。
リズムがうねり、体を揺らし、自分を解放した様なパフォーマンス。

まさに、ファンク。
鬼よ、ありがとう。

翌日、苫小牧経由で、北の都、札幌に。クラーク博士にご挨拶。時計台。テレビ塔。赤レンガ。
北海道が直面してきた歴史に触れ、世界平和を考える。

生活があり、欲があり、豊かさを望む。それが生む歪みは、願ったり、信じたりでは解決されない問題。
僕には何が出来るのだろう。考えるだけではなく、実践という形で。
遠い昔の、裸で槍持って、動物を追いかけてた時代の話では無い。銀河系の端っこで、見たこともない宇宙人がやった事でも無い。ほんの少し前に起きた事件は、平手打ちの様に、気を引き締めさせてくれた。

見知らぬ土地で、外に置かれた机に寝そべり、空を見上げ、元気に生まれている喜びと、感謝を伝えたい僕でした。

2007年8月9日木曜日

はるばる、来たぜ、函館!


フェリーのシャッターが開き、広がる世界。

北海道。

ついに来た。北の大地。テンションあがる。アレもしたい。コレもしたい。あそこに行きたい。ここにも行きたい。

フェリーの中で外国人の方々が、自販機を売り切れにする程、ビールを買い、飲む。ルンルンなんだろう。いや、いつもこうなのか?渋谷で働いてた店と、同じビルにあった、立ち飲み屋の兄ちゃんが言ってたっけ。
「外人が来て、生ビール40杯飲んだのに、1万円にもなりゃしねぇ。」
多分、いつもこんなに飲むんだ。
こっちは白熊に乗って、まだまだ運転しなきゃならぬので、我慢、我慢。
函館に着いたのが夕方過ぎ。寝る場所に向かう。到着後、ご飯を作り、食べる。その寝る場所は海沿い。芝生のジュウタンに建つ、洗面所に歯磨きに。キャンプ場を兼ねている場所なので、洗面所にはバーベキューする場所もあり、壁が無い。
そこで、見たんです。見てしまったのです。歯磨きに行ったら、出たんです。いや、逢ってしまったんです。

怖いモノではありません。
可愛い、かわいい、キツネを。最初は驚いた様子でしたが、寄って来たんです。2、3メートルといった所でしょうか。近づけば離れ。離れれば近づく。
時間にして五分くらい。そして、山に帰りました。北海道だから、キタキツネ?
とにかく、興奮。
また、どこかでな。

そして翌朝。なんと4時起き。目指すは秘湯。干潮時にしか入れない、海に湧く温泉。君が日の出を見ながら、入りたいとの事。
温泉に着く。残念。雲で日の出は見れず。でも、最高の眺め。芯まで温まる。しかも、無料。さすが北海道。
地元のおっちゃん、おばちゃんと、朝っぱらから話が弾む。
その時、雲を割り、光のカーテンが。太陽の登場。毎朝入る、地元の人が羨ましい。

朝食をとり、函館に。朝市。ベイエリア。五稜郭。おしゃれで素敵な街。そのまま、百万ドルの夜景といきたい所だが、朝晴れてからは、雨と曇りのリレー。日曜まで、雨の予報。なので夜景はおあずけ。


目覚めて車から出ると、波の音。海をボーッと見る。今日1日の始まりに、どんな顔してたのだろう?

縦向きの信号。雪国の夏。24時間じゃ足りない。眠らない体が欲しい。

2007年8月8日水曜日

はるばる、行くぜ、函館!

甲板から、飛び立った一羽のカモメ。見えなくなるまで、眺める。
「お前は、何処へ、帰るんだい?」

お母さんの所かい?お父さんの所かい?愛する恋人の所かい?可愛い子供の所かい?


今、フェリーに乗っている。海を渡り、北の大地に。初の北海道。水平線を見れば、胸が高鳴る。本州を見れば、何だかセンチメンタル。


みちのくにもう少し、とどまる予定だったが、フェリーの予約の関係で、急遽、今日、北海道に。みちのくは、少しお休み。
1ヶ月弱、北の大地にお邪魔する。夏真っ盛りに行く事もあり、この旅のメイン。東京ドーム百個分くらい、楽しんでくる。

フェリー乗り場で、オジー・オズボーンのTシャツを見て、外国人の方たちに、話しかけられる。音楽って良いね。


北の大地では、どんな出逢いがあるのだろう。


本州最北端、マグロの街、大間が見えなくなった。
よぉーし。目指すは前方。


北海道!!!

はるばる、行くぜ、函館!!!!!


本州最北端、大間のマグロライダー。


2007年8月7日火曜日

ねぶたの夜 2


「白熊」

頑張り屋の仲間、車の名前。


朝、目覚め、トーストを食べる。夜は、ハネトとなり、ねぶた祭に参加。昼は、ゆっくりする事に。
日頃の活躍のご褒美として、「白熊」に、ワックス洗車のプレゼント。そして、オイル交換。仲間を大切に。


そして、コインランドリーを探す。見つからない。地元の人にも、わからない。これは、無いのか?と、思った瞬間、二人の嗅覚が何かをキャッチ。
「この通り、ありそう。」

そして、見事に発見。
いろんな店が最近、勘で、「ここら辺にあるな」とか、わかってきた。

場所考えて出店するから、大体似たような、場所になるんだろう。


夕方、ねぶた祭に。昨日の店で、ハネトの衣装を着る。テンションあがる。ビールを飲む。そして、スタート。

太鼓と笛の音が、歓声を誘う。同時に、「ラッセェラ〜ラッセェラ〜。」の大合唱。そして、ねぶたが動きだす。僕も君もみんなも、跳ねて、叫んで、大騒ぎ。途中で、君が跳び跳ねるのを横目に、ねぶたと観覧席を眺めて、楽しむ。
参加して正解。
外で見るのと、中で見るのと、また違って面白い。くたくた。ぐっすりと、おやすみ。

先程、最終日のねぶた祭に。選ばれた五台のねぶたが、海上運行。そのバックで、花火。大企業が、たくさんスポンサーなので、花火も凄い。海を泳ぐ、ねぶたの光。空に打ち上がる、花火。
ホント、素晴らしい光景。
素敵な夜をありがとう。

明日は、朝早く出発。もうすぐ、北海道。その前に、行きたい所を、チョコッとまわる。

今日も、1日、素晴らしい時間を、ありがとう。ほなまたね。

ねぶたの夜


イーハトーボから青森に。本州最北端の地に到着。リンゴとホタテのガードレールが、お出迎え。

陸奥湾を眺めながら、青森市の一歩手前で、温泉に。ナイスビュー。しかし、ねぶた祭りを見に行くので、早目にあがる。

爽快。いざ、出発。知り合いのラーメン屋に、車を停めさせて頂き、青森駅まで歩く。近づくにつれ、ハネトが増える。歩道には、観覧席とやぐらが。これは、凄そう。本日は観覧する事に。始まるまで時間がある。衣装を買いに行く。購入と着付けの予約をし、店のおっちゃんとおばちゃんとお話。そして、いざ観覧に。観覧席は完売だし、後ろから立ち見だなと、覚悟を決めていたら、先程の店のおっちゃんとおばちゃんが、追いかけて来て、「家の席、座って見てきなさい。」
ありがとう。数分後、太鼓と笛の音が。そして歓声が。そして、登場。

ねぶた。

デカイ。二車線分はある。職人、いい仕事しすぎ。


「ラッセェラ〜ラッセェラ〜。」


みんなで大騒ぎ。
熱がある。
ねぶたの熱、入りました。

翌日は、ハネトとなり、祭に参加する。

凄い数の観客と、凄い数のハネトと、あのねぶたの屋台と共に、「ラッセェラ〜ラッセェラ〜。」する。

楽しみだニャア。

2007年8月5日日曜日

イーハトーボ。


国道4号線を北に。岩手入り。いや、イーハトーボ入り。

花巻で一泊。長距離ドライブになったので、温泉に。リフレッシュ。翌日、朝6時にパッチリ目覚める。が、雨。雨も仲間。ちょうどいい。花巻のスター、宮沢賢治に逢いに。

宮沢賢治より。


岩手県=イーハトーボ。


まずは、記念館に。一言、宮沢さんを、大好きになった。内に進んではいない。外に発信している。かといって、押し付ける様な、攻撃性は無い。旅を終えたら、宮沢さんを勉強しよう。

次に、宮沢賢治の学校に。芸術的で、着眼点が面白すぎで、発想力が素晴らしすぎ。生まれもったモノでは無く、養われた天才。作品より、宮沢賢治という人を好きになった。

雨よ。素晴らしい時間をありがとう。

夕方、盛岡に。道行くおっちゃんに聞く。「一番美味しい盛岡冷麺は何処?」ありがとう、おっちゃん。盛岡冷麺に大満足。もう、冷やし中華は食べられない。ホント美味しい。


そして、世界一の太鼓パレード。北東北、三大祭りの盛岡さんさ踊りに。太鼓の行列。体に伝わる振動。リズミカルにパワフルに、楽しませてくれる。そして、輪になり踊る。
その時、アナウンスが…。「一般の方も、どうぞ。」


はい、踊ります。おばちゃんの動きに合わせ、踊る。汗かいても、踊る。休もうとすると、おばちゃんが何か大声で叫ぶので、踊る。いやぁ、楽しい。あのグルーヴはいいね。祭、最高。さんさ踊り、万歳!

次は、青森ねぶた祭り。正装なら誰でも、参加OK。絶対、服買う。楽しみ、楽しみ。

宮沢賢治さんに。感銘を受けたので、詠わせて頂きます。

走りだしたリズムは 止まらない


繋がったメロディは 終わらない


いくつもの出逢いの中で


踏まれ 揺られ 疲れ 溢れ 生まれた線


円 描き 足合わせ 心を軸に踊れ


さぁ 歌 歌い 大好きな言葉を集めて


橋を架ける あの川を 共に渡ろう


キラリ光る 水玉一つ 目玉に押され


銀色 彼の砂漠に ポトリと 海をつくる

2007年8月4日土曜日

雲の上

渋谷の夜バイトの店長が、山形に帰郷。初の山形入りへ。まずは、蔵王のお釜。もちろん太陽もいる。

高度が上がる。君は軽い高山病。これじゃ富士の山は無理だな。てっぺんに近づくに連れ、何かが違う…。光が違う。コントラストがはっきり。緑が大緑。青が大青。まっつんが大日本人。ヤバい気持ち良い。そして、雲の上。空を走ってる様。お釜は間近。そして到着。一気にアドレナリン大放出。なんて綺麗。なんて気持ち良い。一見の価値有り。飛び立ってしまいたい。


さぁ、山形に。駅に着き、店長に電話しようと、車から出る。
めぇっちゃ、あ、暑い!37.5度。店長と落ち合い、まずは川で水浴び。生き返る。その後、店長の実家にお邪魔する。立派。蔵有り。池有り。錦鯉有り。裏の畑に、野菜を収穫に。何でもある。スモモと、トウモロコシをゲット。その場で、スモモを頬張る。美味しい。トウモロコシの皮を剥き、おばちゃんにパス。家族のみんなと夕食。いも煮。そば。焼き魚。その他いろいろ。もちろんトウモロコシも。美味しい。
三十路越えの店長は、未だに二十歳の飲み方が出来る。パワーが凄い。酒好きを思い知る事に。酒が、何でもある。どんどん出てくる。パッと目に映るだけで15本は見える。ワイン、焼酎、日本酒、ビール。初めて飲む酒ばかり。幸せ。

翌日の朝。おじちゃんが蔵から、自家製梅干しを出し、持たせてくれた。たまに食べたくなるんだよね、梅干し。店長家族のみなさん、ありがとうございました。

次は宮城に戻り、岩手を目指す。いよいよ北東北。

おもえば、遠くへ、来たもんだ。

雲を割って、星が顔を出しました。


車が大分、家になって来ました。君も、生活に慣れました。

僕と、君と、車と。太陽も、雨も、夜も。愉快なチームメイトです。

頑張り屋の車に、明日、名前をつけようと思います。

まだまだこれから。チーム一丸となって、楽しみましょう。

それでは、また。


蔵王のお釜。


2007年8月3日金曜日

宮城deナイト

福島から宮城に。高校生以来の仙台。僕がジャンケンで負けた為、修学旅行でクラスが訪れた場所。懐かしくもあり、申し訳なくもあり、改めて大きいと感じたり。

夜、ナイスな店に。渋谷で働いた店の系列店。店長は知り合い。分厚い牛タン、本物の笹を使った笹カマ、仙台名物を頂く。オシャレな雰囲気に、ビールがすすむ。気分良くなった頃、数十店舗を束ねる、マネージャーが登場。久しぶりの再会。席に座るなり、「今日は俺の奢りだから。好きな物、食え、飲め。」格好良すぎ。頂きます。ボスが飲むので、僕も飲む。ボスが食うので、僕も食う。そして、また飲む。ホントにご馳走様でした。翌日、二日酔いで怒られたのは、言うまでも無い。

その翌日。日本三景、松島に。メンバーに太陽がいる。美しい。船に乗り、遊覧。外国の方も多い。友人フランソワに習った、英語力の登場か?…。日本語ペラペラやん。芭蕉の気持ちを考えてみる。が、カモメ多過ぎ、餌ねだり過ぎ。もう一度、芭蕉の気持ちを考えてみる。君が写真撮りすぎ、みんなも撮りすぎ。さらにもう一度、芭蕉の気持ちを考えてみる…。俺、カモメになりたい。空から自由に見れるし、餌食い放題だし、写真撮られてチヤホヤされてるし。

何はともあれ、「あぁ松島や」。美しい。

その後、ちょっと北上。石巻に。どうやら、大きな花火大会が。ラッキー。君が温泉入るのを横目に、足湯で我慢。いざ、花火大会へ。これまた美しい。終わらないで欲しい。昔から、お祭りが好き。にぎやかいのが好き。地元を愛し、誇りに思ってる祭は素晴らしい。みちのくは、有名な祭が多い。楽しみ。そして、この街で眠る。

今宵も、月が大きく、近い。そして、ガソリンが高く、痛い。その上、虫が多く、かゆい。ほんでもって、1日が長く、素晴らしい。僕と、君に繋がる人たちに。明日が、素晴らしい1日でありますよーに。


芭蕉と。


2007年8月1日水曜日

電波の無い村の宝

那須から福島へ。会津路を行く。雪国ならではの屋根と、昔ながらの蔵が迎えてくれる。

歴史の歪み。国の礎。


どことなく趣のある会津の街並み。村自体が昔のまま残る、大内宿に。溢れる観光客を除けば、タイムスリップ。箸を使わず、長ネギ一本で食べる、ネギそばを頂く。人生No.1の美味しいそば。

白虎隊、近藤勇の墓に。一人の男として、手を合わさせて貰う。
その後、喜多方に。豚骨、細麺が嫌いな僕にピッタリな、喜多方ラーメンを頂く。美味しい。翌日、喜多方の夏祭りに参加。レトロな雰囲気の祭りで、手作りで、温かく、のんびり。酒好きな為、酒蔵を見学。試飲。幸せ。

会津、喜多方を後に、福島市経由で親友の家に。ナビが古い為、家がわからない。ので、歩いてる人に聞く。見た目では、おっちゃんか、おばちゃんかわからない。その上、言葉がわからない。勘を頼りに走る。見たことある風景。やっと到着。久しぶりの再会。そこは、電波の入らない村。水が山水。少しばかりお世話になる。

彼女は立派なママになっていた。新潟の柏崎に住む彼女は、地震の為、息子と共に実家の福島に。話を聞くと、柏崎にボランティアに行きたくなった。君と、相談したあげく、旅を進める事に。明日、もっと貧乏旅行になるのを覚悟で、義援金を送ろうと思う。このリトルアクションが広がり、より早い復興になればいいな。

彼女の家で、のんびり2日間。おじちゃん、おばちゃん、ばあちゃん、弟、みんなに温かくしてもらう。彼女と、無邪気でわんぱくで、カバンに入れて連れてきたい程、可愛い宝にも。


電波の無い村で、受けた恩は忘れない。飲み干せばすぐお茶を注いでくれた、ばあちゃん。楽しい話で乾杯してくれた、おじちゃん。美味しいご飯をナイスなタイミングで作ってくれた、おばちゃん。昼飯をおごってくれ、成長した姿を見せてくれた、弟。電波の無い村で逢った宝、息子。東京でいつも一緒にいて、立派なママになり、無償の愛を息子に注ぐ大親友、彼女。ホントにありがとう。

どんなに素晴らしい景色も、どんなに美味しい料理も、人の愛には、勝てません。

この旅はじまって、最大の感動は、電波の無い村の宝です。


明日も、みちのくを行く。