ありがとうございます。
本日で、私、27才になりました。
無事、農業バイトも終え、明日から、再スタートです。
去年の今日、富士山頂で向かえ、今年は、北海道の美瑛。
ライダーハウスで、ワイワイガヤガヤです。
パーティーは続く。
みんな、ありがとう。
静岡生まれ、世田谷の地下室育ちのバンドマンが、彼女に言いました。「俺、日本一周するわ」。彼女は言いました。 「私も行くわ・・・」。 で、日本一周しちゃいました。 青春の日々は過ぎて行き、生きるにおいがしてきたよ。
農業の何もわかっちゃいないが、めっちゃ疲れるけど、楽しい。
最初の壁を越えたのかい?
アリアハンから、ロマリアに渡れたのかい?
恋人と初めて手を、繋いだのかい?
北海道の農業は、静岡とは、規模が違う。様々なアメリカ的な、農機具を使う。
それらの扱いにも慣れ、でっかいトラックで、パッチワークの丘を、縫う様に、駆け抜けてます。
知らない事を、いっぱい見つけます。
いや、いっぱい教えてもらいます。
明日も、良い汗、かいちゃいます。
今日のメニュー。
5時スタート。
トウモロコシ4百本収穫。
8時より。丘の草刈り。
刈った草を牛にプレゼント。
午後1時。ジャガイモ収穫。
4トントラック満杯。
筋力。up。
知識。up。
絆。up。
水分。down。
肌の黒さ。up。
楽しさ。up。
明日は4時スタート。
寝る。
おやすみなさい。
夏が、終わる様な。
まだまだ、旅は続くのだけど、出逢いがありゃ、別れもあるわけで。楽しけりゃ、どこか寂しいわけで。
今夜も、星が大豊作。
千の星も、一つの夜空。
一つの花も、十二の花びら。
見方1つで、考え方1つで、人生は、いくらでも、楽しくなるわけで。
本日は、知床五湖、カムイワッカの滝、オシンコシンの滝に行く。どれも、言葉はいらない。
「めっちゃ、素敵。」
エゾシカにはたくさん逢いましたが、ヒグマにはお陰様で逢わず。
改めて、1日1日を楽しもうと思う。全身の細胞、フル稼動で。
ネオンの無い街で。夜に逢う。思い出と、明日が、混ざらない様に。僕が、生きているのは、今だけなんだ。
明日は、大移動。ゆっくり休もう。
おやすみなさい。
やっぱり、日本最東端は、納沙布岬でした。それでは。
手付かずの自然。太古の昔より、残っている自然。人の侵入、開発を不可能にさせる自然。
知床半島には、車では、ほんの入り口までしか行けない。歩こうにも、ヒグマがいる。まるごと楽しみたきゃ、金を払うしかない。払いました、大金。クルーザーです。しかも、一番いいコース。日本最東端、知床岬までのコース。
(昨日のブログで、納沙布岬が、日本最東端と書きましたが、知床岬でした。申し訳ない。)
大きな客船では行けない、入り江や、陸の近くまで行くんです。
ロシア製の双眼鏡を装備し、準備万端。予約が早かった為、ラッキーな事に、クルーザーの甲板をゲット。
そして、クルーザーは動きだす。また、オホーツク海が綺麗。そして、3時間以上、満喫。大満足。大感動。大興奮。
カラフトマスを捕りに来た、ヒグマの親子に逢う。人を侵入させまいとする、断崖絶壁に逢う。知床半島の汗か、涙か、小便か。様々な滝に逢う。「緑色って、こんなに種類があるんだ」って、思わす緑に逢う。雄大で、表情豊かな稜線を描く、知床連山に逢う。日本最東端、知床岬に逢う。何処までも青の、オホーツク海に逢う。見た事も無いモノにいっぱい逢う。
正直な所、良くわかんない。俺は、ホント、ちっぽけだと思う。写真なんてほとんど撮らない。ずっと、見ている。
「地の果てを」
秋になれば、川に鮭がのぼりだし、ヒグマがもっと現れるんだ。冬になれば、この海は流氷でうめつくされるんだ。
全部、見たいなぁ。
何はともあれ、素晴らしい1日でした。隣にいた名古屋から来た、じいちゃん。双眼鏡持ってないし、眼鏡してるし。ヒグマに逢った時、あまり見えてないと思うんだけど、大興奮。双眼鏡貸したら、返って来ない程、大興奮。わかるよ。じいちゃん。良いモノ見たね。長生きして、良かったね。俺は、双眼鏡で、もっと見たかったんだよ。でも、あんなに喜ばれると、俺も嬉しい。
この興奮そのままに、明日は、歩こう。知床半島を。行ける所まで、行くんだ。
ヒグマに逢いませんよーに。
写真には写らない 美しさがあるから
使い捨てカメラから、デジタルカメラに。一眼レフのデジタルカメラもある。携帯電話のカメラも、デジカメと変わらない。パソコンを使えば、より美しく魅せる事も出来る。
でも、やっぱり、写真には写らない、美しさがある。
自分のデジカメが、星野仙一が阪神の監督の時、買ったモノだからか?阪神が優勝し、優勝セールに便乗して、値切って買ったモノだからか?ただ、上手く写す、腕が無いからか?
目玉に焼き付くだけでなく、脳ミソ揺らして、心を掴んでるんだろう。
「リアル」って奴は。
摩周湖に逢う。何なんだろう?あれは。空に浮いてる雲が、湖にも浮いてる。上に雲が無い所は、青。ブルー。
毎年、見に来る、おっちゃんの話では、
「霧の日は、湖面すら見えない。晴れた日も、雲があると青は見えない。6年間、夏に北海道に来ていて、その度、摩周湖に何回も来ている。たった一度だけ、雲の無い、ブルーを見た事がある。」だって。
雲があっても、感動したのに、一面ブルーだったら、凄いんだろうなぁ。
湿原というのにも、初めて逢う。目にした時、「なんだあれは?」ってなる。
風蓮湖では、白鳥ではなく、丹頂鶴を見る。鶴が立っている程、浅いのに、あんなに広い事に、感動する。
本日、朝。北方領土を抜かせば、日本最東端の納沙布岬にて、日本一早い日の出を見る。日の出後、歯舞諸島の貝殻島が見える。納沙布岬から、3.7キロ。近くて遠い。
羅臼からは、国後島を見る。そして、そのままの勢いで、知床峠に。エゾシカだらけ。可愛い。手付かずの緑。
思い出として、写真を撮るのか?誰かに見せたくて、写真を撮るのか?忘れないためか?ただの記録か?自分の存在証明のためか?
まぁ、どんな理由にしろ、僕の腕と、僕のデジカメでは、リアルには完敗です。
君が、早く、一眼レフデジカメを使いこなしてくれれば、より、リアルな画像がアップ出来る事と思います。
今日の始まりに、挑む。霧の摩周湖に。摩周湖の近くの公園に、昨夜は泊まり、朝食後、向かう。
天気予報は、晴れ。が、頭上には、雲の蓋。一緒に車中泊していた方々が、今日は見れないなと言う。しかし、挑む。霧を掻き分け走る。摩周湖第一展望台には、たくさんの人が。駐車場のおっちゃんに、聞く。
「見えてる?」
「見えてないよ。」
「おっちゃんの勘で、今日、見えると思う?」
「わかんねぇ。予報は晴れでも、ここは関係ねぇからなぁ。時間に余裕があるなら、待ってごらん。」
待ちません。だって、霧が凄いですもの。午後に、また来る事にして、朝、おっちゃんに教えてもらった、900草原に向かう。
到着。360度、草原。看板には、
「720度、草原」と。
どういうこっちゃ?それはさておき、羊や、ポニーたちの隣で、君とゴルフ対決!ゴルフといっても、パークゴルフなるもの。36コースもあり、本格的。本日の昼食を賭けて、真剣勝負。
もちろん勝ったのは、私。朝から、いい汗かいて、最高に楽しい。いざ、昼食。お洒落な店、発見。そこに入る。半分、飲食店。半分服、雑貨のお店。ライブスペースもあり、様々な民族楽器、イカしたCDもある。スープカレーと、コーヒーを頂く。両方、なまら美味しい。若いオーナーは、太鼓叩き。民族楽器のジャンベという太鼓が、前から欲しい。なので、オーナーに叩き方、種類、構造を教えてもらう。
いやぁ、勉強になったし、美味しいモノ食べたし、奢りだし。幸せです。ごちそうさま。
午後再び、摩周湖に。しかし、道路に
「霧発生、走行注意」
の表示が。諦める。リベンジは明日。
待ってろよぉ、摩周湖。
そして、クッシーの屈斜路湖に。湖畔から、夕陽を眺めに。湖に露天風呂もあったが、足湯に行く。ただの足湯では無い。湖畔の砂を掘れば、温泉が出てくる、砂湯に。少しだけ夕陽が。綺麗。
最後に、硫黄山に。もうここは、別世界。山から、凄い音で白煙が、吹き出している。想像する地獄の様。いやぁ、凄い。匂いもキツい。よって帰る。
明日も、素晴らしい1日で、あります様に。
帯広から士幌経由で、足寄に。この街のスター、松山千春の実家に。さすが、スター。髪の毛ふさふさの千春と、頭ツルツルの千春。二枚の大きな看板が、堂々と飾られている。立派なお家。名所になっているようだ。
次に阿寒湖を目指す。途中、ラワンという所に寄る。ここは、巨大なフキが生えてるらしい。身長より高く、2メートル以上。楽しみだなぁ。フキの林をルンルンで歩こうっと。が、見る限り、1メートル程。しかも、枯れている。看板発見。
「今年は、小雨の為、育ちませんでした。」
残念。いつか、また見に来るよ。
そして、森に突入。工事の看板みたいのに、砂利道注意と。工事中なんだと思い、更に進む。そしたら、砂利道に。細い。工事区間とかじゃ無く、アスファルトが、普通に砂利道に。木がバタバタ倒れてる。おいおい、大丈夫かよ。と、思った瞬間。前方に、ソイツは現れる。いや、ソイツらは現れる。
「森の使者、エゾシカの登場。」
しかも親子。超可愛い。おどかさない様に、止まる。親子は、コチラを向き、道を渡り、森に消えていく。こちらが訪問者。通らせて頂きます。
やっと長い砂利道が終わり、目に映る光景は、神秘的。阿寒湖では無い。
オンネトーと言う、湖。別名、五色沼。青。エメラルドグリーン。透き通る程、綺麗。沈んだ木が、ハッキリと、見える。どうやら、見る場所、角度、天候により、色が変わる。心が洗われる。うーん、最高。
そして、阿寒湖に。湖は、先程のオンネトーに、軍配。
アイヌの方々が暮らす、湖畔の部落に、お邪魔する。30軒程、お土産屋がある。伝統の木彫り細工。独特な刺繍。見れば見るほど、気になる。知りたくなる。アイヌ文化を勉強しようと思う。
独特な雰囲気に、浸る。自然に感謝し、自然の中で暮らす。時代は変わり、流れても、変わらぬ精神と、誇りを持ち続けて欲しいです。
湖畔に建つ、阿寒湖ミュージアムにて、マリモや、阿寒湖に住む魚達を見た後、摩周湖方面に。
安い温泉に行き、京都から来たおっちゃんと、釧路に住むおっちゃんと、露天風呂で盛り上がる。
一期一会を、大切に。これからは、二人だけでは無く、いろんな人と、もっと触れ合おう。
今夜も冷える。毛布にくるまり、そっと朝を待つとします。
夏よ、もう少しだけ、一緒に遊んでおくれ。
雨に起こされ、車のドアを開ける。寒い。昨夜の暑さと、満天の星は何処に?
まずは、洗濯に。洗っている間に、朝食を。ついでにギターも弾く。コインランドリーは音が響いて気持ち良い。前に住んでた、地下室を思い出す。バッチリ乾燥機に働いてもらい、いざ出発。
十勝を行く。まずは、素敵な名前の駅に。
「愛国」という駅と、「幸福」という駅に。両方とも、今は使われてはいない。広尾線という線路で、もう廃止されている。しかし、地元の方、観光客、鉄ちゃんの愛により、駅と車両が残されている。名前が素敵な為、立派な観光地となっている。現役の時は、大活躍だったらしい。
「愛国から、幸福へ。」
貴方は乗られますか?
切符はご自分で、ご用意下さい。
そして、十勝が生んだ、世界に誇る歌姫であり、君が大ファンである、吉田美和さんの故郷に。ドリカムの記念館があり、そこに行く。僕たちより、遠くから来ている人も。音楽の、ドリカムの凄さを改めて感じる。
その上にある、十勝ワイン城にも、寄る。チーズ、ハム、ワイン。試食、試飲がちゃんとあって良い。なかでも、ぶどうジュースが、なまら美味しい。売れば、バカ売れだと思うのに、非売品。あの味が恋しい。
そして夕方、帯広に。バターサンドで有名な、六花亭本店に。サクサクパイが、これまた絶品。ホントに、良い仕事してんなぁ。
毎日、かなり走って、かなり行っているのに、まだまだ行きたい所が、山程ある。明日も、早起きして、出掛けよう。
今日に感謝。
何処にでもあった、白い恋人が、何処にもありません。なんだか寂しいなぁ。
夢を託されるモノ達に逢いに。
まず始めに、僕は競馬をやった事がない。が、友達に大好きな奴がいて、僕の部屋で競馬新聞片手に、
「ユージ、どの馬がくる?」
と、聞かれるので、名前の格好よさで、選んでいた。
そいつに、北海道行ったら、種付け中のディープインパクトの写真を、撮ってきてくれと頼まれていた。もちろん、何処にいるのかもわからないし、逢えないとは思っていたのだけど。
日高、新冠の辺りは、サラブレッドの宝庫らしいので寄る。そいつが競馬にハマる理由が、わかった気がする。金の前に、あの美しさ、強さ、優しい目に惹かれるのだろう。
有名な馬ぐらいは知っていたし、テレビで競馬は見た事があったので、眺めていると、テンションが上がってくる。
そして、牧場の看板に、オグリキャップの文字が。オグリキャップといえば、UFOキャッキャーで、必死になってゲットした、ぬいぐるみの馬だ。
早速、其処に入る。そしたら、ナリタブライアン記念館が。数々の栄光と、その成績に見合う、立派な墓があった。拝ませて頂く。
そして、オグリキャップを探す。しかし、外には居ない。写真が飾ってあり、ここで余生を過ごしているとの事。いやぁ、見たかったなぁ。でも、広大な緑に馴染む、サラブレッドを見れただけで、凄い気持ち良い。
その後、アイヌ民族資料館に寄り、アイヌの生活に触れる。
そして、海沿いを行き、北海道の真ん中の先端、襟裳岬に。此処はほぼ毎日、強風が吹くようだ。海も、透き通る程、綺麗。そんでもって、アザラシの生息地。
僕は見なかったが、君はアザラシを見る。なまら、羨ましい。
今日で、スタートして、1ヶ月になります。なので、ちょっと豪華な夕食を食べに。自家製ソーセージと、帯広名物、豚丼。もちろん、大好物のビールも。
これからも、楽しく、仲良く、無事に進めますよーに。
戦争が終わった日に、ユージでした。
しばらくお世話になった、富良野を去る。ホント、死ぬまでに、満開のラベンダーを見に来よう。ありがとう、富良野。
向かうは、夕張経由で、日高に。真夏の太陽光線を浴びながら、突っ走る。夕張到着。観光地と言うには、程遠かった。メロン買って、貢献しようとしたが、ほとんどの店がシャッターがおりていた。
いろんな街にお邪魔になって、気付く事がある。大体、道の駅に車を停めて寝るのだが、便所の綺麗さで、街の元気さがわかる様な気がする。後、道の駅には、公園や、温泉や、地元の特産品などを置く店舗がある。そういった施設を、観光客はもとより、地元の人が利用している街は、とても活気がある様に見える。まぁ、ホントのとこはわからないが。
「頑張れ!夕張!!!」
そして、まだまだ突っ走る。この大地は広い。感覚がおかしくなる。みんな、とばすとばす。普通に隣の街まで、150キロ、200キロと、離れている。でも、そんなに大変じゃなく着いてしまう。今日は、真夏のドライブ。毎日の運転と、今日の長時間の運転もあり、左手と右手の色が違う。でも、爽快なドライブでした。
明日は、サラブレッドを見に行こう。種付け中のディープインパクトを探そう。まぁ、逢えないだろうけど。
今夜は、キャンピングカーや、車で寝る人が多い。北海道の人達もたくさん、車で寝てる。車中泊が当たり前なのかなぁ?
僕も、勤め上げたらキャンピングカーで、旅したいなぁ。でも、その頃には、宇宙を旅する様な時代だったりして。
いつまでも、若くいようっと。三重から来ていたおっちゃんの方が、僕より筋トレしてたからなぁ。負けられぬ。
「forever young」
ボブ・ディラン聞いて寝よっと。
お休みなさい。
富良野の少し上の街、美瑛に。「日本の最も美しい村」連合の1つ。全部で9つあるらしい。
野菜畑、花畑、林。カラフルに、ダイナミックに、美しく、縫い合わされている。丘から、眺めていると、素直に笑ってしまう。
「なんて、良い所だぁ。」
セブンスターの木、マイルドセブンの丘、パノラマロード等々、北海道らしい農場の風景に、魅せられっぱなし。
決めた。農業やろう。近くの農家の人がオーナーの、ライダーハウスに行き、働かせてと交渉。ボス不在の為、携帯番号を聞き、電話する。
「もう、着くから、ライダーハウスで待ってろ。」
ボスが来るまで、ライダーハウスを初体験。入り口に「車の方も大歓迎」の文字が。よし、今日はここに泊まろう。そして、足を踏み入れる。虫と臭いが凄い。君が、入るなり出る。泊まるのは中止。ライダー方は、ここで雑魚寝して、飲み明かすのかぁ。たくましいなぁ。
と、やっとボス登場。着くなり、僕達の車を見る。静岡ナンバーに食い付く。世間話後、交渉に。
「かきいれ時で、人手欲しい仕事ないっすか?」
「今、お盆休みだべ」…。
そうだ。そういや、ファミリー多い。
1週間も待てない。今回は断念。が、9月の頭から、新ジャガの収穫が始まるので、人手が欲しいとの事。なので、北海道を回った後、時間の余裕次第でお世話になる事に。
いやぁしかし、ボスであるおっちゃんの顔に、ハエがよくとまる事。
明日からは、また何処かに行く。ホントに素晴らしい街だ。今日もだだっ広い、青い空が、ピンク色と紫色とオレンジ色を呼んで、黒が塗られた後、いたずらっ子が、星をたくさんこぼしました。目玉が銀行なら、この街の景色全てを、預けたいです。定期預金で。利息はいらないから。
札幌ラーメンを喰らう。コメントで教えてもらった、純連という店に。もちろん行列。もちろん待ちます。もちろん旨いです。汗ダラダラで旨いです。汁飲み干して旨いです。ナイスアドバイスありがとう。
メンバーの太陽に誘われ、富良野に。緑、青、赤、黄、白、紫。目玉に入るカラフルな世界。
いと、あはれ。
ラベンダーは遅咲きのモノしか咲いていなく、少し残念。死ぬまでに満開のラベンダーと必ず逢う。
花畑で目と鼻で、おもっいきり楽しみ、北の国からの世界に浸ったわけで。
今や、純は、南の国からですけど。
この大地、パワーが出てる。緑色からは、ただならぬ生命力が。虫も自分たちの世界だと言わんばかりに、車にぶつかってくる。稜線は雄大さと、優しさをあたたかく伝える。畑は、もはや芸術。何はともあれ、ここの自然は生命力に満ち溢れている。物凄く元気な緑に抱かれ、時が過ぎ、太陽が帰る時、空はピンク色に。オレンジと赤色も。
美しいの一言。
夜空には満点の星。近く大きい。富士山頂には敵わないが、星が黒を負かしそうだ。
この街にしばらく居ようと思う。
隣でイカツイ、バイカーのおっちゃんが女性関係でなやんでいます。病名は、ジェームス・ディーン症候群だそうです。
どうやら、ハートブレイクの模様。
少し慰めてから寝るとします。
僕と君に、繋がる人達にとって、明日が素晴らしい1日になります様に。
昨夜、便所で食器を洗っていると、洗濯をする青年が登場。自転車旅を8ヶ月しているという。大阪を出発し、もう帰る所らしい。自転車といっても、18インチの折り畳み式。近所に行くのでも、大変な時があるあの自転車。気合い入ってるなぁ。
犬を連れて旅をしている年輩の夫婦も多い。今も目の前を散歩している方が。
実家で飼っている犬は、とてもじゃないが車に乗せられない。散歩にいけば、ヨダレが凄くて服を着替えなければならない。でも、愛犬。
そんな人達と触れ合い、旅をしている。
富良野のラベンダーが8月の上旬まで見頃。そこを目指し移動。長万部。豊浦。室蘭。ちょくちょく寄り、入浴剤でお馴染み、登別に。20メートルはある、赤鬼がお出迎え。風が硫黄の匂いを運ぶ。ブクブクと湧き出る湯と、白い煙が立ち込める、地獄谷へ。山の色を変え、時折凄い勢いで湧くこの湯が、怒って湧き出てる様なこの湯が、浴槽に溜まると、気持ちいいんだなぁ。
散策し、入浴し、ご飯を食べる。夜、再度、地獄谷に。ライトアップされ、ロマンチックにはならないが、温泉客が集まる。5百人はいる。
そして、鬼、登場。
自然への感謝。
そして、鬼が、太鼓の音に合わせ踊る。そして、花火を体に抱え、火柱を上げながら、踊る。
ファンキーな夜。
熱がある伝統というのは面白い。気違いに思える行動も、無意味とも思える行動も、素晴らしい意味があり、心を揺さぶってくれる。
リズムがうねり、体を揺らし、自分を解放した様なパフォーマンス。
まさに、ファンク。
鬼よ、ありがとう。
翌日、苫小牧経由で、北の都、札幌に。クラーク博士にご挨拶。時計台。テレビ塔。赤レンガ。
北海道が直面してきた歴史に触れ、世界平和を考える。
生活があり、欲があり、豊かさを望む。それが生む歪みは、願ったり、信じたりでは解決されない問題。
僕には何が出来るのだろう。考えるだけではなく、実践という形で。
遠い昔の、裸で槍持って、動物を追いかけてた時代の話では無い。銀河系の端っこで、見たこともない宇宙人がやった事でも無い。ほんの少し前に起きた事件は、平手打ちの様に、気を引き締めさせてくれた。
見知らぬ土地で、外に置かれた机に寝そべり、空を見上げ、元気に生まれている喜びと、感謝を伝えたい僕でした。
北海道。
ついに来た。北の大地。テンションあがる。アレもしたい。コレもしたい。あそこに行きたい。ここにも行きたい。
フェリーの中で外国人の方々が、自販機を売り切れにする程、ビールを買い、飲む。ルンルンなんだろう。いや、いつもこうなのか?渋谷で働いてた店と、同じビルにあった、立ち飲み屋の兄ちゃんが言ってたっけ。
「外人が来て、生ビール40杯飲んだのに、1万円にもなりゃしねぇ。」
多分、いつもこんなに飲むんだ。
こっちは白熊に乗って、まだまだ運転しなきゃならぬので、我慢、我慢。
函館に着いたのが夕方過ぎ。寝る場所に向かう。到着後、ご飯を作り、食べる。その寝る場所は海沿い。芝生のジュウタンに建つ、洗面所に歯磨きに。キャンプ場を兼ねている場所なので、洗面所にはバーベキューする場所もあり、壁が無い。
そこで、見たんです。見てしまったのです。歯磨きに行ったら、出たんです。いや、逢ってしまったんです。
怖いモノではありません。
可愛い、かわいい、キツネを。最初は驚いた様子でしたが、寄って来たんです。2、3メートルといった所でしょうか。近づけば離れ。離れれば近づく。
時間にして五分くらい。そして、山に帰りました。北海道だから、キタキツネ?
とにかく、興奮。
また、どこかでな。
そして翌朝。なんと4時起き。目指すは秘湯。干潮時にしか入れない、海に湧く温泉。君が日の出を見ながら、入りたいとの事。
温泉に着く。残念。雲で日の出は見れず。でも、最高の眺め。芯まで温まる。しかも、無料。さすが北海道。
地元のおっちゃん、おばちゃんと、朝っぱらから話が弾む。
その時、雲を割り、光のカーテンが。太陽の登場。毎朝入る、地元の人が羨ましい。
朝食をとり、函館に。朝市。ベイエリア。五稜郭。おしゃれで素敵な街。そのまま、百万ドルの夜景といきたい所だが、朝晴れてからは、雨と曇りのリレー。日曜まで、雨の予報。なので夜景はおあずけ。
目覚めて車から出ると、波の音。海をボーッと見る。今日1日の始まりに、どんな顔してたのだろう?
縦向きの信号。雪国の夏。24時間じゃ足りない。眠らない体が欲しい。
お母さんの所かい?お父さんの所かい?愛する恋人の所かい?可愛い子供の所かい?
今、フェリーに乗っている。海を渡り、北の大地に。初の北海道。水平線を見れば、胸が高鳴る。本州を見れば、何だかセンチメンタル。
みちのくにもう少し、とどまる予定だったが、フェリーの予約の関係で、急遽、今日、北海道に。みちのくは、少しお休み。
1ヶ月弱、北の大地にお邪魔する。夏真っ盛りに行く事もあり、この旅のメイン。東京ドーム百個分くらい、楽しんでくる。
フェリー乗り場で、オジー・オズボーンのTシャツを見て、外国人の方たちに、話しかけられる。音楽って良いね。
北の大地では、どんな出逢いがあるのだろう。
本州最北端、マグロの街、大間が見えなくなった。
よぉーし。目指すは前方。
北海道!!!
頑張り屋の仲間、車の名前。
朝、目覚め、トーストを食べる。夜は、ハネトとなり、ねぶた祭に参加。昼は、ゆっくりする事に。
日頃の活躍のご褒美として、「白熊」に、ワックス洗車のプレゼント。そして、オイル交換。仲間を大切に。
そして、コインランドリーを探す。見つからない。地元の人にも、わからない。これは、無いのか?と、思った瞬間、二人の嗅覚が何かをキャッチ。
「この通り、ありそう。」
そして、見事に発見。
いろんな店が最近、勘で、「ここら辺にあるな」とか、わかってきた。
場所考えて出店するから、大体似たような、場所になるんだろう。
夕方、ねぶた祭に。昨日の店で、ハネトの衣装を着る。テンションあがる。ビールを飲む。そして、スタート。
太鼓と笛の音が、歓声を誘う。同時に、「ラッセェラ〜ラッセェラ〜。」の大合唱。そして、ねぶたが動きだす。僕も君もみんなも、跳ねて、叫んで、大騒ぎ。途中で、君が跳び跳ねるのを横目に、ねぶたと観覧席を眺めて、楽しむ。
参加して正解。
外で見るのと、中で見るのと、また違って面白い。くたくた。ぐっすりと、おやすみ。
先程、最終日のねぶた祭に。選ばれた五台のねぶたが、海上運行。そのバックで、花火。大企業が、たくさんスポンサーなので、花火も凄い。海を泳ぐ、ねぶたの光。空に打ち上がる、花火。
ホント、素晴らしい光景。
素敵な夜をありがとう。
明日は、朝早く出発。もうすぐ、北海道。その前に、行きたい所を、チョコッとまわる。
今日も、1日、素晴らしい時間を、ありがとう。ほなまたね。
陸奥湾を眺めながら、青森市の一歩手前で、温泉に。ナイスビュー。しかし、ねぶた祭りを見に行くので、早目にあがる。
爽快。いざ、出発。知り合いのラーメン屋に、車を停めさせて頂き、青森駅まで歩く。近づくにつれ、ハネトが増える。歩道には、観覧席とやぐらが。これは、凄そう。本日は観覧する事に。始まるまで時間がある。衣装を買いに行く。購入と着付けの予約をし、店のおっちゃんとおばちゃんとお話。そして、いざ観覧に。観覧席は完売だし、後ろから立ち見だなと、覚悟を決めていたら、先程の店のおっちゃんとおばちゃんが、追いかけて来て、「家の席、座って見てきなさい。」
ありがとう。数分後、太鼓と笛の音が。そして歓声が。そして、登場。
ねぶた。
デカイ。二車線分はある。職人、いい仕事しすぎ。
「ラッセェラ〜ラッセェラ〜。」
みんなで大騒ぎ。
熱がある。
ねぶたの熱、入りました。
翌日は、ハネトとなり、祭に参加する。
凄い数の観客と、凄い数のハネトと、あのねぶたの屋台と共に、「ラッセェラ〜ラッセェラ〜。」する。
楽しみだニャア。
花巻で一泊。長距離ドライブになったので、温泉に。リフレッシュ。翌日、朝6時にパッチリ目覚める。が、雨。雨も仲間。ちょうどいい。花巻のスター、宮沢賢治に逢いに。
宮沢賢治より。
岩手県=イーハトーボ。
まずは、記念館に。一言、宮沢さんを、大好きになった。内に進んではいない。外に発信している。かといって、押し付ける様な、攻撃性は無い。旅を終えたら、宮沢さんを勉強しよう。
次に、宮沢賢治の学校に。芸術的で、着眼点が面白すぎで、発想力が素晴らしすぎ。生まれもったモノでは無く、養われた天才。作品より、宮沢賢治という人を好きになった。
雨よ。素晴らしい時間をありがとう。
夕方、盛岡に。道行くおっちゃんに聞く。「一番美味しい盛岡冷麺は何処?」ありがとう、おっちゃん。盛岡冷麺に大満足。もう、冷やし中華は食べられない。ホント美味しい。
そして、世界一の太鼓パレード。北東北、三大祭りの盛岡さんさ踊りに。太鼓の行列。体に伝わる振動。リズミカルにパワフルに、楽しませてくれる。そして、輪になり踊る。
その時、アナウンスが…。「一般の方も、どうぞ。」
はい、踊ります。おばちゃんの動きに合わせ、踊る。汗かいても、踊る。休もうとすると、おばちゃんが何か大声で叫ぶので、踊る。いやぁ、楽しい。あのグルーヴはいいね。祭、最高。さんさ踊り、万歳!
次は、青森ねぶた祭り。正装なら誰でも、参加OK。絶対、服買う。楽しみ、楽しみ。
宮沢賢治さんに。感銘を受けたので、詠わせて頂きます。
走りだしたリズムは 止まらない
繋がったメロディは 終わらない
いくつもの出逢いの中で
踏まれ 揺られ 疲れ 溢れ 生まれた線
円 描き 足合わせ 心を軸に踊れ
さぁ 歌 歌い 大好きな言葉を集めて
橋を架ける あの川を 共に渡ろう
キラリ光る 水玉一つ 目玉に押され
銀色 彼の砂漠に ポトリと 海をつくる
高度が上がる。君は軽い高山病。これじゃ富士の山は無理だな。てっぺんに近づくに連れ、何かが違う…。光が違う。コントラストがはっきり。緑が大緑。青が大青。まっつんが大日本人。ヤバい気持ち良い。そして、雲の上。空を走ってる様。お釜は間近。そして到着。一気にアドレナリン大放出。なんて綺麗。なんて気持ち良い。一見の価値有り。飛び立ってしまいたい。
さぁ、山形に。駅に着き、店長に電話しようと、車から出る。
めぇっちゃ、あ、暑い!37.5度。店長と落ち合い、まずは川で水浴び。生き返る。その後、店長の実家にお邪魔する。立派。蔵有り。池有り。錦鯉有り。裏の畑に、野菜を収穫に。何でもある。スモモと、トウモロコシをゲット。その場で、スモモを頬張る。美味しい。トウモロコシの皮を剥き、おばちゃんにパス。家族のみんなと夕食。いも煮。そば。焼き魚。その他いろいろ。もちろんトウモロコシも。美味しい。
三十路越えの店長は、未だに二十歳の飲み方が出来る。パワーが凄い。酒好きを思い知る事に。酒が、何でもある。どんどん出てくる。パッと目に映るだけで15本は見える。ワイン、焼酎、日本酒、ビール。初めて飲む酒ばかり。幸せ。
翌日の朝。おじちゃんが蔵から、自家製梅干しを出し、持たせてくれた。たまに食べたくなるんだよね、梅干し。店長家族のみなさん、ありがとうございました。
次は宮城に戻り、岩手を目指す。いよいよ北東北。
おもえば、遠くへ、来たもんだ。
雲を割って、星が顔を出しました。
車が大分、家になって来ました。君も、生活に慣れました。
僕と、君と、車と。太陽も、雨も、夜も。愉快なチームメイトです。
頑張り屋の車に、明日、名前をつけようと思います。
まだまだこれから。チーム一丸となって、楽しみましょう。
夜、ナイスな店に。渋谷で働いた店の系列店。店長は知り合い。分厚い牛タン、本物の笹を使った笹カマ、仙台名物を頂く。オシャレな雰囲気に、ビールがすすむ。気分良くなった頃、数十店舗を束ねる、マネージャーが登場。久しぶりの再会。席に座るなり、「今日は俺の奢りだから。好きな物、食え、飲め。」格好良すぎ。頂きます。ボスが飲むので、僕も飲む。ボスが食うので、僕も食う。そして、また飲む。ホントにご馳走様でした。翌日、二日酔いで怒られたのは、言うまでも無い。
その翌日。日本三景、松島に。メンバーに太陽がいる。美しい。船に乗り、遊覧。外国の方も多い。友人フランソワに習った、英語力の登場か?…。日本語ペラペラやん。芭蕉の気持ちを考えてみる。が、カモメ多過ぎ、餌ねだり過ぎ。もう一度、芭蕉の気持ちを考えてみる。君が写真撮りすぎ、みんなも撮りすぎ。さらにもう一度、芭蕉の気持ちを考えてみる…。俺、カモメになりたい。空から自由に見れるし、餌食い放題だし、写真撮られてチヤホヤされてるし。
何はともあれ、「あぁ松島や」。美しい。
その後、ちょっと北上。石巻に。どうやら、大きな花火大会が。ラッキー。君が温泉入るのを横目に、足湯で我慢。いざ、花火大会へ。これまた美しい。終わらないで欲しい。昔から、お祭りが好き。にぎやかいのが好き。地元を愛し、誇りに思ってる祭は素晴らしい。みちのくは、有名な祭が多い。楽しみ。そして、この街で眠る。
今宵も、月が大きく、近い。そして、ガソリンが高く、痛い。その上、虫が多く、かゆい。ほんでもって、1日が長く、素晴らしい。僕と、君に繋がる人たちに。明日が、素晴らしい1日でありますよーに。
芭蕉と。
歴史の歪み。国の礎。
どことなく趣のある会津の街並み。村自体が昔のまま残る、大内宿に。溢れる観光客を除けば、タイムスリップ。箸を使わず、長ネギ一本で食べる、ネギそばを頂く。人生No.1の美味しいそば。
白虎隊、近藤勇の墓に。一人の男として、手を合わさせて貰う。
その後、喜多方に。豚骨、細麺が嫌いな僕にピッタリな、喜多方ラーメンを頂く。美味しい。翌日、喜多方の夏祭りに参加。レトロな雰囲気の祭りで、手作りで、温かく、のんびり。酒好きな為、酒蔵を見学。試飲。幸せ。
会津、喜多方を後に、福島市経由で親友の家に。ナビが古い為、家がわからない。ので、歩いてる人に聞く。見た目では、おっちゃんか、おばちゃんかわからない。その上、言葉がわからない。勘を頼りに走る。見たことある風景。やっと到着。久しぶりの再会。そこは、電波の入らない村。水が山水。少しばかりお世話になる。
彼女は立派なママになっていた。新潟の柏崎に住む彼女は、地震の為、息子と共に実家の福島に。話を聞くと、柏崎にボランティアに行きたくなった。君と、相談したあげく、旅を進める事に。明日、もっと貧乏旅行になるのを覚悟で、義援金を送ろうと思う。このリトルアクションが広がり、より早い復興になればいいな。
彼女の家で、のんびり2日間。おじちゃん、おばちゃん、ばあちゃん、弟、みんなに温かくしてもらう。彼女と、無邪気でわんぱくで、カバンに入れて連れてきたい程、可愛い宝にも。
電波の無い村で、受けた恩は忘れない。飲み干せばすぐお茶を注いでくれた、ばあちゃん。楽しい話で乾杯してくれた、おじちゃん。美味しいご飯をナイスなタイミングで作ってくれた、おばちゃん。昼飯をおごってくれ、成長した姿を見せてくれた、弟。電波の無い村で逢った宝、息子。東京でいつも一緒にいて、立派なママになり、無償の愛を息子に注ぐ大親友、彼女。ホントにありがとう。
どんなに素晴らしい景色も、どんなに美味しい料理も、人の愛には、勝てません。
この旅はじまって、最大の感動は、電波の無い村の宝です。