2007年8月17日金曜日

蝦夷の森の使者


目覚める。徒歩30秒。足湯で温まる。寒さに負けず、今日も行く。


帯広から士幌経由で、足寄に。この街のスター、松山千春の実家に。さすが、スター。髪の毛ふさふさの千春と、頭ツルツルの千春。二枚の大きな看板が、堂々と飾られている。立派なお家。名所になっているようだ。

次に阿寒湖を目指す。途中、ラワンという所に寄る。ここは、巨大なフキが生えてるらしい。身長より高く、2メートル以上。楽しみだなぁ。フキの林をルンルンで歩こうっと。が、見る限り、1メートル程。しかも、枯れている。看板発見。
「今年は、小雨の為、育ちませんでした。」
残念。いつか、また見に来るよ。


そして、森に突入。工事の看板みたいのに、砂利道注意と。工事中なんだと思い、更に進む。そしたら、砂利道に。細い。工事区間とかじゃ無く、アスファルトが、普通に砂利道に。木がバタバタ倒れてる。おいおい、大丈夫かよ。と、思った瞬間。前方に、ソイツは現れる。いや、ソイツらは現れる。
「森の使者、エゾシカの登場。」
しかも親子。超可愛い。おどかさない様に、止まる。親子は、コチラを向き、道を渡り、森に消えていく。こちらが訪問者。通らせて頂きます。
やっと長い砂利道が終わり、目に映る光景は、神秘的。阿寒湖では無い。
オンネトーと言う、湖。別名、五色沼。青。エメラルドグリーン。透き通る程、綺麗。沈んだ木が、ハッキリと、見える。どうやら、見る場所、角度、天候により、色が変わる。心が洗われる。うーん、最高。


そして、阿寒湖に。湖は、先程のオンネトーに、軍配。
アイヌの方々が暮らす、湖畔の部落に、お邪魔する。30軒程、お土産屋がある。伝統の木彫り細工。独特な刺繍。見れば見るほど、気になる。知りたくなる。アイヌ文化を勉強しようと思う。
独特な雰囲気に、浸る。自然に感謝し、自然の中で暮らす。時代は変わり、流れても、変わらぬ精神と、誇りを持ち続けて欲しいです。


湖畔に建つ、阿寒湖ミュージアムにて、マリモや、阿寒湖に住む魚達を見た後、摩周湖方面に。


安い温泉に行き、京都から来たおっちゃんと、釧路に住むおっちゃんと、露天風呂で盛り上がる。
一期一会を、大切に。これからは、二人だけでは無く、いろんな人と、もっと触れ合おう。

今夜も冷える。毛布にくるまり、そっと朝を待つとします。


夏よ、もう少しだけ、一緒に遊んでおくれ。

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