2007年9月11日火曜日

meet ザ 白神

目指すは世界遺産、白神山地。
リンゴ畑を横目に、車は進む。
白い車が、緑に包まれる。
さぁ、歩こう。
弘前側の暗門の滝を目指す。
ブナ林に誘われる様に、奥に進んで行く。
透き通る川の水。
魚たちが嬉しそうに泳ぐ。
実家の近所の川を思い出し、なんだかそこに住む魚を可哀想に思ってしまう。
暗門の滝に着き、マイナスイオンを浴び、別ルートで引き返す。
行き交う人達と、挨拶を交わし、険しい道のりを助け合い行く。
3時間以上歩いた。
美しい自然と、珍しい生き物に、楽しませてもらい、おまけに元気まで頂いた。
午後は、日本海側の十二湖、日本キャニオンに行こうと思い、出発。
そしたら、看板が…。
「この先は、道幅が狭く、42キロ砂利道です。」
どうしよう?
別ルートで行ったら、だいぶ距離がある。
北海道で、砂利道は経験していたので、進む事に。
世界遺産の恐ろしさを知る。
まず、砂利道を抜ける迄に、2時間以上かかる。
そして、砂利道なんだけど、岩があったり、ボッコボコ。
おまけに、小川が普通に流れており、ソレを走らねばならない。
4WDでもない、白熊こと家の車は、揺れる、ハマる。
ゴールに差し掛かった所で、キャンパーとすれ違い、佐賀からのおっちゃん夫婦に言う。
「これこれこーで、別ルートの方がいいよ。」
それにしても、白熊は汚れながら、頑張ってくれた。
自分も、美瑛で農業のバイトしてなきゃ、あの道は引き返してた。
北海道の人は、というか農家の人は、畑やら草むらやら、道なき道をガンガン進む。トラクターはもちろん、乗用車でも走る。そこで鍛えられたのだ。
疲れきり、十二湖回る元気もなく、青池と、隣の湖だけ歩き、後は車からいくつか見る。
青池は凄い。
青のインクを落とした様に、ブルー。
コバルトブルー。
魚もたくさん泳いでいる。
疲れもぶっ飛ぶ。
最後に、日本キャニオン。
グランドキャニオン日本版って雑誌に書いてあったので、見てガッカリ。
山を抜け、ようやく海。
日本海だ。
しかも、想像通りの岩場、荒波。
少し、眺める。
そして、秋田入り。
滋賀から来たおっちゃんに、梨を頂き、飯を食べ、温泉にも入り、後は死んだ様に眠るだけです。
いやぁしかし、白神山地は感動。
今夜は、タヌキの村で眠るとします。
それでは。

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