2007年11月10日土曜日

もののけ

屋久島滞在1日目。
朝7時に、フェリーは宮ノ浦港に着き、宿まで歩く。宿は普通の民家。荷物を置き、少し休憩。用意して戴いた弁当を受け取り、バスに乗った。行き先は、
「白谷雲水峡」。
ジブリ映画、「もののけ姫」のモデルとなった場所。
屋久島は、「1ヶ月に35日、雨が降る」と、言われている。
宮ノ浦の街から、そんなに遠くないのだが、街は雨など降る気配は無かったのに、山に入った途端、雨が降りだした。宿のおばちゃんの言葉を思い出す。
「白谷雲水峡は、雨の方が良いから」と。
カッパを着て、森に入る。大きな岩場を、大きな音を立て、川の水が走る。大木の緑の葉っぱ達が、雨を優しく届けてくれる。うねる樹皮が潤い、苔を着る。歩き始めて、数時間。屋久鹿に導かれ、もののけの森に到着。
緑一色の世界。
「こんな所があるんだぁ」。

その先の太鼓岩、弥生杉など、行ける所は全部行き、びしょ濡れになりながら、大満足で入り口に帰る。が、バスがちょうど行ってしまい、次まで2時間弱ある。寒い。ここで人生初のヒッチハイク。地元の小学校の先生と、その息子さんが乗せてくれ、風邪をひかず無事に宿に到着。ありがとうございました。
生きる喜びと、パワーを戴いた1日でした。
この島、ヤバすぎる。

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